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法令に関すること他、様々な出来事を書いています。


by akimotojimusho

産業と教育を考える研究会

昨日は快晴058.gifで、車外温度が28℃を表示していました。さすがにネクタイにスーツでは暑い日でした042.gif

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さて昨日、山口経済同友会の“産業と教育を考える研究会”に参加しました。少子化対策等について、山口県の現状や今後の対策等のお話がありました。

少子高齢化社会については、厚生労働省「国立社会保障・人口問題研究所」が2010年の国勢調査に基づいた今後20年間の世帯数の将来推計では、世帯主が65歳以上である高齢世帯が2035年には40.8%となる見込みであると発表がありました。

また、ある有識者団体の推計では全国1800市区町村(政令市の行政区を含む)の49.8%に当たる896自治体で、子どもを産む人の大多数を占める「20~39歳の女性人口」が2010年からの30年間で5割以上減ることがわかり、896自治体を「消滅可能性都市」と位置付け、有効な手を打たなければ将来消える可能性があり、また896自治体のうち、40年の人口が1万人を割る523自治体(全体の29.1%)については「消滅の可能性が高い」とし、より衰退の恐れが大きいと発表がありました。

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山口県においての少子高齢化・人口減少も例外ではありません。

昨今の未婚化、晩婚化、出生率の低下傾向は社会的にも大変重要な問題ですが、山口県が行った調査結果では、結婚しない理由の上位から3つ「結婚する相手と知り合うきっかけがない」「結婚生活を送るだけの経済力がない」「独身の自由さや気楽さを失いたくない」が上げられていました

研究会の中で、「経済力は大きな要因の一つではあるが、はたして経済力があれば出生率の向上に繋がるのだろうか?」という意見がありましたが、大変貴重な意見であると感じました。

戦前戦後の貧しい苦しい時代の中でも兄弟姉妹がたくさんいた時代もありました。要は苦しくても何が何でも頑張っていくという覚悟が今はたりないのかもしれないと感じました。

昨今は新卒採用の3年以内の離職率も高く、ニート・フリーターの数は2010年にニートは58万人、フリーターは183万人という統計結果も上げられていました。

子どもの頃から小・中・高校での教育の重要性についてのお話もありましたが、豊な時代の中で育つ環境の現代にあって、私も子育て世代の親の一人として、家庭・学校・地域の中で、時にはあえて苦労する環境の中で知識だけではなくこころの鍛錬を行っていくこともこれからの激動の時代にあって子どもが成長し社会人として生きていくために重要になると痛切に感じました。

秋本 豊樹
by akimotojimusho | 2014-05-17 14:01