『社内研修会』 ( ~ 何のために生き・何のために働くのか ~ )
2016年 05月 28日

仕事を考えたとき「何のために働くのか?」というテーマについて、多くの人の答えは「お金を稼いで生活するため」ではないでしょうか?
最近では三菱自動車やシャープ、東芝など大手企業の根幹が揺らぐ不正、業績悪化等の報道がされています。
これらは、世界規模の激しい競争や国内の人口減少・市場縮小の経済情勢の中で、売上拡大を中心とした利益追求主義を追求していった結果に起こってしまったのかもしれません。今後もこのアメリカンナイズされた傾向は続くかもしれません。
そのような状況の中で、会社が本当に大切にすべきものは何なのでしょうか?
日本は昔から、近江商人の三方良し「売り手良し、買い手よし、世間良し」といった考え方が有名です。最近では同様な意味で「WIN!WIN!WIN!」とも言われます。
社会・会社の主体はあくまでも人であり、人を大切に考える経営こそ本当に大切にすべきことかもしれません。
研修で先生が言われた中で、「働くとは傍が楽になる 利他的な行為(世のため人のためになる活動)である。」「商品価格や価値に大きな差がなければ、人は商品を選ぶとき、決めるときにはその商品を勧めてくれた人の人柄で決める。だから、物を売る前に自分(信用)を売ることがとても大切」と言われたことが大変印象に残りました。
商品やサービスに差がつけにくい時代は、人の差が大きな差となる時代になるともあらためて感じました。
なんとなく過ごす毎日の中で、あらためて働く意味を考え、本当に大切なものは何なのかを考える良い機会となりました。